■整形外科

◎ナビゲーション人工膝関節置換術

   小瀬院長の膝関節専門診では、
  「最高の技術」にこだわり続ける一方、

  「経験年数・症例数におごらない」

  という精神の元、人工膝関節において
  ナビゲーションシステムを導入した
  手術を行っています。

   ナビゲーションシステムとは、膝関節を構成する
  大腿骨と脛骨、骨を切る為のガイドなどに、
  トラッカーと呼ばれるLED発光装置を設置し、
  それぞれの位置関係を赤外線CCDカメラが読み取り、
  ナビゲーション本体のコンピューターが
  3次元的に解析した位置情報を元に、
  数ミリ・数度の誤差も無く人工膝関節を
  設置することのできる最新のシステムです。

   従来の方法では骨を切る為のガイドを設置する際に、
  骨髄腔へ穴を開け長い棒を差し込んでいましたが、
  ナビゲーションではこういった侵襲が無いため、
  手術中の出血が少なくなります。

   また、従来手術が困難であった過度の変形
  (骨の彎曲)、大腿骨や脛骨に骨折の既往がある
  症例においてもナビゲーションは有用です。

   近年、人工膝関節の耐用年数は20年ほどと
  されていますが、長持ちさせるための
  大きな要素のひとつが「人工膝関節の設置角」です。

   経験に裏付けられた技術と、最先端の
  コンピューターシステムを融合させ、
  最も長持ちする人工膝関節をご提供いたします。


◎MIS人工膝関節について

   MISとはMinimally Invasive Surgeryの略で、
  「最小侵襲手術」といいます。

   近年の整形外科学会では、最小侵襲についていかに
  「小さな傷(7~11cm)」で手術できるかを
  我先にと議論している傾向があります。
  かつては私もその一人でした。

   Minimally Incision Surgery(最小皮切手術)もMIS
  ではありますが、拳くらいの大きさはある人工膝関節を
  それよりも小さな傷口から設置するには多少の無理があ
  り、「手術の長時間化」「骨切りや設置角度の不正確さ」
  といった問題も無視できません。

   私達の考えるMISは、手術の際に生じる周辺組織
  (大腿四頭筋など)へのダメージを最小化することであ
  り、患者さまの利益を第一に、手術を長引かせず正確な
  位置に人工膝関節を設置するためには「小さな傷」にこ
  だわるべきでは無いと考えています。

   そのために私達は「midvastus approach」という侵入法
  で術野を展開することで、筋肉へのダメージを最小化し、
  また、ナビゲーションシステムの導入により、大腿骨髄
  腔、脛骨髄腔へのダメージをゼロにする事を実現し、早
  期リハビリ、早期退院、早期回復が可能となっています。

   これらが私達の考えるMISですが、傷口は目立たない
  方が嬉しいというお声があるのも事実です。
  その際には「小さい傷のMIS」とお申し出ください。
  患者様のご希望・ご要望にお応えする事が、当院の一番
  のモットーですので。






















◎股関節外来

  変形性股関節症や先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、
 ペルテス病、特発性大腿骨頭壊死、大腿骨頚部骨折、
 骨腫瘍、化膿性股関節炎、人工股間節再置換、をはじ
 めとする股関節疾患を治療しています。

   変形性股関節症は、加齢や外傷、炎症、腫瘍などにより
  関節や軟骨が、変性・変形・破壊された状態の病気です。

  先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全などが原因で起こる
  二次性股関節症がほとんどで、特に女性に多く発生します。


  骨頭温存手術が有効な場合には、股関節の状態に応じて
 臼蓋回転骨切り術や臼蓋形成術、大腿骨骨切り術を行
 なっており、病状が進行して、温存が難しい場合には
 人工股関節置換術を行なっております。


  樺島病院では、臼蓋回転骨切り術(RAO)の症例数が
 世界一で、東京慈恵医大客員教授である村瀬静雄医師に
 よる股関節の専門外来及び同手術を行なっておりますので、
 当院にご相談ください。







◎膝関節外来

   変形性膝関節症や半月板損傷、前十字靭帯損傷、内側側副靱帯損傷、
  関節ねずみ、軟骨損傷、膝蓋大腿関節症、ジャンパー膝、外傷性疾患、
  ベーカー嚢腫、滑膜炎(関節水腫)、オスグット病、骨腫瘍などの
  膝関節疾患を治療しています。

   変形性膝関節症は加齢によるところが多く、夜間痛や動作開始時の痛み、
  階段を降りる際の疼痛を感じたり、まっすぐ伸びなかったり正座が
  困難になります。時に、関節に水が溜まり(関節水腫)著名な疼痛とともに、
  歩行困難な状態になることもあります。

   軽度なうちは、日常生活動作の指導を行ない、内服加療や、湿布加療、
  装具療法、ヒアルロン酸の注射や関節穿刺、温熱療法、マッサージ、
  電気加療、筋力トレーニング等々のリハビリを行なっていきます。

   変形が強くなった場合には、関節鏡による手術、高位脛骨骨切り術、
  人工膝関節手術等を行ないます。

   また若い方がスポーツをしている時に起こしやすい半月板損傷や、
  靭帯損傷などは関節鏡を用いた最小侵襲の手術(傷が小さく
  術後の痛みが少ない、入院期間が短い等長所が多い手術)を行ないます。

   特に当院は、高度で難しい手術である前十字靭帯再建術(ACL再建術)を
  得意としています。多くの患者様が当院の前十字靱帯再建手術を受け、
  スポーツや仕事に復帰されています。

   樺島病院ではレントゲン、CT、MRI検査の後、専門医が丁寧かつ正確に診断し、
  患者様にあった治療法を説明し、それぞれの症状にあった治療法を選択いたします。
  各種の治療を受けても軽快しない方や原因不明の膝痛に悩まれている方は、
  ぜひ当院専門医にご相談ください。


◎変形性膝関節症 Q&A

   膝関節外科専門医の小瀬院長が、患者さまからよく聞かれる質問にお答え
  致します。

Q-1 変形性膝関節症とは、どういう病気ですか?

   よく、変形性膝関節症は「骨が悪くなる病気」と理解されているようですが、
  実は「骨」ではなく「軟骨」が悪くなる病気なのです。

  ゆっくりと進行する病気で、何年もかかって徐々に変化していきます。
  初期症状としては起床時や動作開始時にこわばりや膝が重い感じがして鈍痛が
  出現しますが、この頃はしばらく歩くと痛みが消失します。

  進行期では正座や和式トイレにしゃがむ時、階段下降時、立ち上がり時に痛く
  なり、朝だけであった痛みが、日中の通常動作にも出現するのが特徴です。

  末期ともなると痛みが強く長く続くようになり、膝関節が拘縮してじきに歩け
  なくなります。

Q-2 変形性膝関節症はどんな人に多いのですか?

  年齢⇒50歳以上、性別⇒女性(男性の4~5倍)、体格⇒肥満体、
  体質⇒※ヘバーデン結節の人、環境⇒重労働、スポーツしている人、
  膝にケガをした事がある人、化膿性関節炎に罹っている人といった統計があり
  ます。

  ※ヘバーデン結節:指の第一関節の爪側に、2つの硬い隆起(結節)ができる
  症状です。
  高齢者に多く、変形性関節症の一つと考えられています。

Q-3 変形性膝関節症は遺伝しますか?

  基本的に遺伝することはなく、後天的な要素が大きい病気です。
  (例外として多発性変形性関節症という遺伝的疾患はあります。)

Q-4 変形性膝関節症はなぜ痛いのですか?

   Q-1でもお答えいたしましたとおり、変形性膝関節症は「軟骨が擦り減る」
  病気です。
  しかし、軟骨には「神経」が無いため、軟骨が擦り減ったことによる痛みはあり
  ません。
  では、何故痛くなるのか?
  軟骨が擦り減った際に、膝関節の中では「磨耗物質」が生じます。これが刺激と
  なり「関節炎」が生じ、痛みが発生するのです。

Q-5 膝に溜まった「水」を抜くとくせになると聞きましたが本当ですか?

   くせになることはありません。「水」を抜くことは決して悪いことではなく、
  むしろ放置していると関節が緩んでしまったり、痛みが増したり、膝の曲がりが
  悪くなったりします。当院では「水」を抜いた後にヒアルロン酸を注入します。
  ヒアルロン酸には関節の痛み、炎症を抑え、動きを良くし、関節軟骨の摩擦による
  擦り減りを防ぐ。といった効果があります。

Q-6 コンドロイチンやグルコサミンは変形性膝関節症に効果があるのですか?

   コンドロイチン、グルコサミンは薬ではなく、栄養補助食品つまり「食べ物」です。
  ヒアルロン酸のような病院で処方される薬剤とは異なり、確実な効果は認められて
  いません。
  一定の効用はあるようですが高価です。

◎ACL再建術

<前十字靱帯(ACL)の働きと靱帯断裂>
   前十字靱帯=ACL(Anterior Cruciate Ligament)は後十字靱帯=
  PCL(Posterior Cruciate Ligament)と対を成し、膝の中心に位置
  し、膝を安定させる働きを持った強靭な靱帯です。
  野球、サッカー、バスケットボール、スキーなど急激な方向転換を伴う
  競技、ラグビー、アメリカンフットボール、レスリングなどの格闘技の
  様に強い衝撃を伴う競技を行う人に、ACL断裂は頻発します。
  ACL断裂の際には「ブチッ!」または「ボキッ!」といった音を伴い
  ます。受傷当日には、痛みはありますが歩行困難にまでは至らず、翌日
  は、膝関節周囲に血液が溜まり腫れを生じ、歩行に支障がでます。
  前十字靱帯の周囲は血流がほとんど無いため、自然に治ることはまずあ
  り得ません。前十字靱帯が切れたままでも膝関節周囲の筋肉を鍛えるこ
  とにより日常生活を維持することもできますが、半月板を痛めたりして
  変形性膝関節症へと進行する可能性もあります。
  スポーツを続けたいといった方などは手術が必要となります。

<前十字靱帯断裂に対する手術療法>
   手術は切れてしまった前十字靱帯を修復することが基本で、以下のよう
  な方法を用います。

  ①人工靱帯による再建術
    生体から靱帯を採取せずに再建する方法です。当院ではあまり実施して
   いません。

  ②縫工筋腱や半様筋腱(ST)薄筋(G)人工靱帯を用いる方法(STG法)
    膝の内側から縫工筋や半様腱筋または薄筋を採取し、エンドボタンを
   大腿骨、ステープルを脛骨に使って固定・再建する方法です。
   ST法またはSTG法には多数の手技があり、近年までに幾多の改良がなされ
   てきましたが、逆に言うと確立された手術方法が無く、各々の術者の選択
   により手術手技が決定します。
    このため当院では、再現性が高く安定した治療効果が得られ、術後の
   「ゆるみ」が少ないBTB法(以下に述べます)を主にお勧めしています。
    ただし、ST法またはSTG法をとご希望される方には、ご本人のご選択を
   尊重しております。

  ③膝蓋腱を用いる方法(BTB法)
    膝蓋骨と脛骨の膝蓋腱付着部から骨の一部ごと腱を採取し固定・再建する
   方法で、全ての再建術の中で最も再建靱帯の固定力が高いのがこの方法の
   特徴です。これにより、再建後に起こりうる「ゆるみ」に対しても強く、
   スポーツ復帰には最も望ましい手術方法で、ACL再建のゴールデン
   スタンダードです。
    当院はこの方法をメインに実施しています。

   当院はスポーツ選手のためのスポーツ整形を得意としています。
  不運にもACL断裂などのスポーツ外傷を受傷されてしまった方々を、
  再び競技のフィールドへお返しするべく、選手の皆さま一人ひとりを丁
  寧に診察・治療いたします。ケガをしてもあきらめずに、私たちに相談
  してください。







◎脊椎外来

   脊椎外来では、頸椎椎間板ヘルニア、頚椎症、頚椎椎間板症、OPLL
  (後縦靱帯骨化症)腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性脊椎症、
  脊椎骨粗鬆症、脊椎分離症、すべり症などの脊椎・脊髄の疾患を治療
  をおこなっております。
  「側弯症」など、難治の脊椎疾患については専門医による
  高度な診断が必要となる場合もあります。

   樺島病院では、院長小瀬忠男、東京医大の名誉教授である今給黎顧問、
  による専門外来及び手術を行なっておりますので、首、背中、
  腰などの痛み、上・下肢の痛みやしびれなどでお悩みの方やいろいろな
  治療にも症状軽快にならない方、原因をはっきりとさせたい方、セカン
  ドオピニオンを受けたいと思っている方、手術に悩まれている方など、
  是非一度受診してください。

   当院では、手術を希望されない方は、頸部硬膜外ブロック、星状神経節
  ブロック、肋間神経ブロック、交感神経ブロック、腰部硬膜外ブロック、
  仙骨裂孔ブロック、坐骨神経ブロック、肩甲上・背神経ブロック、トリ
  ガーポイント筋注他、ペインクリニックも施行しておりますのでご遠慮
  なく申し伝えください。

   ご希望される方は、初診時にレントゲン、MRI、CT、骨密度(腰椎測定)
  血液検査等々を行ない、当日直ちに原因を究明し、診断後治療に入らせて
  いただきます。

   また、手術を希望される方は、脊髄造影CT検査を速やかにおこない、正確
  かつ適切で高度な手術をおこなっております。年間に当院にて多数の手術が
  おこなわれ、多くの患者さまが軽快しております。最小侵襲手術(MIS手術)
  無輸血手術等の希望も承っております。術後の入院期間は、3日から最長で2
  週間で退院となります。
  







◎肩・肘の外科

   変形性肩関節症、肩関節脱臼、動揺肩関節(不安定肩)、肩関節拘縮、
  五十肩、四十肩、肩板断裂、肩板炎、投球肩、関節唇損傷、上腕二頭筋
  長頭炎、野球障害肩、肩関節軟骨損傷等々の肩疾患に対してレントゲン
  検査、肩関節造影検査、MRI検査、肩関節鏡検査等々を速やかにおこ
  ない、的確に診断致します。

   肘の外科においては、野球肘(離断性骨軟骨炎)、肘靱帯損傷、不安定
  な肘関節(動揺肘)、外・内側上顆炎(テニス肘)、関節ねずみ、
  変形性肘関節症、肘関節の外傷、等々において同様に精査をいたします。
   手術加療を希望される方は確実な手術と早期リハビリにてスポーツや社会
   復帰をおこないます。手術を希望されない方は、関節内注射星状神経節
  ブロック、理学療法、内服加療、スポーツ指導等をおこない、改善を目指
  します。治療に難渋される方は、是非当院のスポーツ整形外科を受診くだ
  さい。

◎足の外科

   当院足の外科外来では、先天性内反足、外反母趾、偏平足、痛風、有痛性
  外脛骨、足関節靱帯断裂、足関節捻挫、関節軟骨損傷、足部の外傷などの
  あらゆる治療をおこなっております。

  当院顧問の今給黎東京医科大学名誉教授は、外反母趾治療における、
  日本の第一人者です。当疾患でお悩みの方はぜひ当院にいらしてください。

◎陥入爪・巻爪外来

<陥入爪・巻爪とは>
   陥入爪とは、爪の端の部分が皮膚に食い込んで化膿を起こしてくる
  病気で、爪の端の部分だけが深く皮膚に食い込んでいきます。
  一方巻爪とは、爪全体が半円柱状に変形して爪の端が皮膚に食い
  込む病気です。どちらも症状が進行すると激痛を伴います。
 
<陥入爪・巻爪の治療方法>
  症状の程度によって異なりますが、
 ①投薬
  抗生物質、消炎鎮痛剤の内服。

 ②陥入部切除
  陥入爪となっている爪の両端を切り通院で様子を見る。

 ③硝酸銀
  硝酸銀を肉芽に接触させ灼きます。灼いた箇所の痛みはなくなります。

 ④コットンパッキング
  毎日入浴後にコットンを陥入爪と肉芽の間に詰めます。効果が得られ
  れば爪と肉の間に隙間ができ、痛みが消失します。
 
 ⑤爪形成手術
  ワイヤー法等矯正術が適応とならない重度の方や、ワイヤー法で
  効果の得られなかった方には、爪形成手術があります。
  本邦では「鬼塚法」などが主流で、爪の縁を爪母から切除して爪の
  幅を狭くします。この時、今後新しく生えてこない様に骨膜も除去
  します。
  ①~④の処置とは異なり、陥入爪を根治する手術療法です。

  全ての陥入爪が手術なしで治るわけではありません。
  陥入爪でお悩みの方は、投薬・処置・手術、全ての選択が可能な
  当院にご相談ください。
  あなたの症状に合った最適の治療方法をご提示いたします。
  当院の小瀬院長は、陥入爪において数百例に及ぶ豊富な治療経験
  をもっております。各種治療にて治癒できなかった方は、
  ぜひ当院の院長外来に来てご相談ください。
 













【お問い合わせ】 【病院理念・提携機関】 【院長ご挨拶】
【TOP画面へ戻る】

Copyrightc(C)1978-2010 Kabashima Hospital. All rights reserved.

すべてのコンテンツに対しましての無断複写・転載を禁じます